赤ちゃんとのお出かけに欠かせないのが、ミルク用のお湯を入れる水筒。

哺乳瓶にミルク、おむつに着替え……ただでさえ荷物が多いので
水筒はできるだけ小さくて軽いものを選びたいですよね。
私も最初は、容量が少なめのコンパクトな水筒を探していました。

tamanegi

で、いろいろと調べてみたのですが
「調乳用」として販売されている水筒でも
6時間後に70℃以上を保てるとは限らないんです!?

粉ミルクの調乳には70℃以上のお湯を使って殺菌することが推奨されているため
私は水筒の保温性能を重視しながら軽量の水筒を選ぶことにしました。

今回比較したのはこちらの2アイテムです。

結論からいうと、私が購入したのは象印 SU-AA36-CP(サンセットベージュ)。
メーカー公表の6時間後の保温効力が73℃以上で、重量も約190g。
さらにパッキン一体型で洗いやすいところが決め手になりました。

比較した2アイテムの詳細や、
決め手や実際に使ってみて気に入っている点などを紹介します。

※本記事は2026年10月時点のメーカー公表情報をもとに作成しています。
 価格・仕様・販売状況は変更される場合があるため、購入前に最新情報をご確認ください。

調乳用水筒を選ぶときに確認したい4つのポイント

① 6時間後の保温効力が70℃以上か

私が最も重視したのが、保温効力です。

厚生労働省が紹介しているWHO・FAOのガイドラインでは、
粉ミルクの調乳に70℃以上のお湯を使用するよう案内されています。
これは、粉ミルクが無菌ではなく、サカザキ菌などが存在する可能性があるためです。

引用元:厚生労働省|乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン

水筒の保温性能は、メーカーの商品仕様にある「保温効力」で確認できます。

例えば、今回比較した2商品では次のような違いがあります。

驚いたのはサーモス JPA-350Bは調乳用として販売されているものの、
メーカー公表値では6時間後の70℃以上を満たしていません。

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6時間より短い時間であれば70度以上を保てると思うのですが
心配性の私は「〇時間までなら70度以上だから大丈夫」という
明確な基準がほしかったので、
サーモスの「6時間後64℃以上」だと使いづらいな…という印象でした。

ちなみに…
メーカーの保温効力は、約95℃のお湯を規定量まで入れ、
ふたを閉めたまま一定時間放置した試験結果とのこと。
途中でふたを開けたり、少量しか入れなかったりすると、
実際の温度は異なる可能性があります。

② 本体が軽く、持ち運びやすいか

赤ちゃんとのお出かけでは水筒の重さも気になります。
今回比較した象印とサーモスは、どちらも本体重量が約200g前後。

差はわずか10gですが、象印のほうが軽量です。

さらに、象印 SU-AA36は高さ16.5cm、サーモス JPA-350Bは18.0cmなので
象印 SU-AA36のほうが高さも抑えられてコンパクトです。

水筒はお湯を入れるとその分重くなるため
本体の軽さだけでなく、必要な容量を考えて選ぶことも大切です。

③ 容量は本当に350mlも必要?

個人的には容量がこんなに必要なのかもかなり悩んだポイントです。

私は160mlのミルクを作る際は、
70mlのお湯+90mlの湯冷ましでつくっています。
この使い方なら、必要なお湯の量は次のとおり。

調乳回数使用するお湯の目安
1回約70ml
2回約140ml
3回約210ml
4回約280ml

こうして考えると、短時間のお出かけなら360mlも必要ないことが多いんですよね。
200ml程度の水筒があれば、コンパクトに持ち運べてうれしいところ。

ただ、私が調べた範囲では、
360mlより小さい容量でメーカー公表の6時間後の保温効力が70℃以上という
条件を満たす商品を見つけられませんでした。

結果的に、容量をさらに小さくすることよりも保温性能を優先して選びました。

④ パッキンの洗いやすさ

調乳用の水筒は、衛生面を考えて清潔に保ちたいもの。
毎日使うなら洗いやすさも大切なポイントです。

私が購入した象印 SU-AA36は
パッキンとせんが一体になった「シームレスせん」を採用しています。
パッキンを毎回取り外す必要がなく、細かな部品を洗う手間を減らせるのが魅力。

サーモス JPA-350Bは注ぎ口とパッキンを取り外して洗う構造です。

どちらもお手入れに配慮された商品ですが、
パーツを分解する手間をできるだけ減らしたい私には象印の構造が合っていました。

象印とサーモスの調乳用水筒を比較

今回検討した2商品のスペックを比較してみました。

項目象印 SU-AA36サーモス JPA-350B
容量360ml350ml
6時間後の保温効力73℃以上64℃以上
本体重量約190g約200g
サイズ(幅×奥行×高さ)6.5×6.5×16.5cm6.5×7.5×18.0cm
口径約4cm約4cm
パッキンシームレスせん分解して洗うタイプ
食洗機対応○○
価格(楽天)2,580円4,280円

スペックを比べると6時間後の保温効力は象印 SU-AA36が9℃高く、
重量も10g軽いという結果になりました。
さらに高さが1.5cm低いため、持ち運びやすさの観点でも魅力的です。

サーモス JPA-350Bには調乳用として設計されているメリットがあり、
4時間後の保温効力は71℃以上と公表されているので
外出時間が比較的短い人なら検討する価値があると思います。

象印 SU-AA36を実際に使ってみた感想

良かった点① 保温効果バッチリ

保温効果はばっちりで安心!
入れてから10時間くらい経ってもけっこう熱々で
保温効果の高さを実感。
※念のため70度以上と明記されている6時間以内に使っています

良かった点② パッキン一体型で洗いやすい

実際に使ってみてありがたみがあるのが洗いやすさ…!

象印 SU-AA36は「シームレスせん」を採用しているため
パッキンを取り外して洗う必要がありません。

赤ちゃんのお世話をしていると、哺乳瓶や乳首など、洗うものが多くて
水筒まで細かなパーツを分解して洗うとなると地味~に手間がかかります。

その点、象印 SU-AA36はお手入れがシンプルなのが良い。
毎日使うものだからこそ、洗う手間が少ないのは大きなメリットだと感じています。

良かった点③ ベージュの色味がかわいい

私が選んだのはサンセットベージュというカラー、
落ち着いたやさしい色味で個人的にとても気に入っています。

育児グッズは機能性を優先して選ぶことが多いですが、
毎日持ち歩くものだからこそ、デザインがかわいいと少し嬉しい。

象印 SU-AA36はカラー展開も豊富なので
好みに合わせて選べるのもうれしいポイントです。

気になった点:元々はもっと小さい水筒が欲しかった

ほんのり思うのは、もう少し小さくてもよかったな…ということ。
私の場合1回の調乳に使うお湯は約70mlなので
短時間のお出かけなら360mlも必要ありません。

もっと小さい水筒があれば、バッグの中でも場所を取らず持ち運びやすいはず。

ただ、購入前に調べた範囲では
これより小さくて6時間後70℃以上の保温効力を公表している商品がなかったです。
そのため、サイズについては少し妥協しつつ、保温性能を優先しました。

サーモス JPA-350Bは調乳用なのに6時間後70℃未満?

サーモス JPA-350Bは、調乳用ステンレスボトルとして販売されている商品です。

ミッフィーのデザインがかわいらしく、容量も350mlと持ち運びやすいサイズ。
注ぎ口を取り外して洗えるほか、本体も食洗機に対応しています。

ただ、購入前に保温効力を確認すると、少し意外な結果でした。

  • 4時間後:71℃以上
  • 6時間後:64℃以上

つまり、メーカーの試験条件では4時間後は70℃以上ですが
6時間後は70℃を下回る数値が示されています。

短時間のお出かけで使う人や、
調乳用としての使いやすさを重視する人には選択肢になります。

たしかに注ぎ口の形状は、哺乳瓶に注ぐのにぴったりなサイズ感で
使いやすそうです。

引用元:販売ページ

調乳用水筒はどんな人にどちらがおすすめ?

6時間後の保温効力を重視するなら象印 SU-AA36

私と同じように、長時間の外出を想定して水筒を選びたい人には
象印 SU-AA36がおすすめです。

6時間後の保温効力は73℃以上。
サーモス JPA-350Bと比べても保温性能が高く、重量も約190gと軽量です。
パッキン一体型で洗いやすい点も、毎日使う育児用品として魅力的です。

短時間のお出かけや調乳用の構造を重視するならサーモス

サーモス JPA-350Bは、調乳用として販売されている専用ボトル。

4時間後の保温効力が71℃以上と公表されているため、
短時間の外出を想定する人には候補になります。
また、デザインや注ぎ口の構造を重視する人にも向いていると思います。

とにかく軽い水筒が欲しいなら?

調乳用の水筒を探していると、もっと小さくて軽い商品も気になりますよね。
実際、100〜200ml程度のコンパクトな水筒も販売されています。

ですがメーカーの「6時間後の保温効力」を確認すると、
70℃以上という条件を満たさない商品が大多数。

私も最初はもっと小さい水筒を探していましたが、最終的には保温性能を優先しました。
軽さだけでなく、何時間後に何℃のお湯が必要なのかを
考えて選ぶことが大切だと思います。

調乳用水筒を使う時に留意したいこと

① お湯を入れる前に水筒を予熱する

保温性能を活かすためには、水筒をあらかじめ温めておくこともポイントです。
少量のお湯で水筒の内側を温めてから調乳用のお湯を入れています。

② 入れるお湯の量と開閉回数に注意する

メーカーが公表している保温効力は規定量までお湯を入れ、
ふたを閉めた状態で測定した数値です。

少量しか入れなかった場合や途中で何度も開閉した場合は、
温度の下がり方が変わります。

実際に使う量や時間を考え、必要に応じて調乳時の湯温を確認することが重要です。

③ 粉ミルクは70℃以上のお湯で調乳する

粉ミルクは無菌ではないため、
厚生労働省が紹介しているガイドラインでは70℃以上のお湯での調乳が推奨されています。

調乳するときは清潔な哺乳瓶を使い、7
0℃以上のお湯で粉ミルクを適切に溶かしてから赤ちゃんが飲める温度まで冷まします。

調乳用水筒は「6時間後の保温効力」で選んで納得

調乳用の水筒を探してみて、
私が意外に感じたのは「調乳用」と書かれている商品でも
6時間後の保温効力が70℃以上とは限らないことでした。

今回比較した2商品では、

という違いがありました。

私は、もっと小さな水筒が欲しいという気持ちもありましたが
保温性能を優先して象印 SU-AA36を購入しました。

tamanegi

実際に使ってみてもパッキン一体型で洗いやすく、
ベージュの色味も気に入っています💫

調乳用の水筒選びで迷っている方は、
ぜひ容量や重さだけでなく保温効力も比較してみてくださいね。